10月はマティスの「赤の大きな室内」をキットパスという画材でで描きました。
マティスってどんな画家?というお話からはじまり
「真っ赤なお部屋ってすごいねえ、」
「これはお花と花瓶じゃない?」
「猫の形のマットだよ」
「トラだよ~」
「これはレモンかなあ」
そんな会話をみんなでしながらイメージを膨らませました。
いよいよ描き出し
色の混ざり合い、黒のうねうねした線を
「むずかしいよお」「こんな感じでいいの?」
「わざと雑でいいんだね!それがかっこいいんだよね?」
そして時にはお隣の子の描き方を真似して取り入れてみたり。
仕上がりは模写でありながら、それぞれ色合いや曲線が楽しく
同じものひとつとない個性あふれる楽しく美しい作品が出来上がりました。
額に入れたあとは
「見せて見せて!」と
お互いの作品を胸の前にかかげ誇らしげに持って帰りました。
子供たちの作品にはいつもたくさんの発見があります。
作品創りを通してイメージを形にする力、
表現する力が育まれひとり一人が自分を肯定するきっかけの
お手伝いをできればなあと思っています。
千葉幕張校 安藤かおる