こんにちはK-ART SCHOOL代表いけべけいこです。
絵を描くことが苦手だと感じる子どもは少なくありません。「うまく描けない」「何を描けばいいのかわからない」といった不安から、絵画を楽しめなくなることもあります。しかし、K-ART SCHOOLではしっかりとしたプログラムと指導により安心して作品を完成することが出来ます。
本記事では、子どもが絵を楽しめるようになるための環境作りやサポート方法、アート活動がもたらす効果について詳しく解説します。K-ART SCHOOLでは絵が苦手でも楽しく取り組める工夫をしていますので、お子さまが自信を持って取り組む事が出来ます。
それではまず、「子どもが絵画を楽しむための環境作り」についてご紹介します。
目次
子どもが絵画を楽しむための環境作り
子どもが絵を楽しむためには、環境が大きな影響を与えます。のびのびと自由に描ける空間が整っていると、創造力を発揮しやすくなります。また、周りの関わり方も重要です。適切な環境を整えることで、子どもは絵画活動をより楽しめるようになります。
自由に表現できるスペースの確保
子どもが思い切り絵を描けるスペースを確保することが大切です。広い机や落ち着いたお部屋で。また、汚れを気にせず描ける環境を整えることで、失敗を恐れずにチャレンジできるようになります。
多様な画材や素材の提供
クレヨンや色鉛筆、水彩絵の具など、さまざまな画材を使用すると、画材の特性や表現も見つけやすくなります。また、折り紙や布、粘土などの異素材を組み合わせることで、より様々な表現方法を知ることが出来ます。K-ART SCHOOLでは毎月色々な画材を使用しますので、子どもも飽きずに楽しめるでしょう。
K-ART SCHOOLのサポートと励まし
子どもが絵を描く際には、講師がそばで見守り、優しく声をかけることが重要です。「この表現はどんな塗り方をしたの?」「色の使い方がきれいだね」など、具体的にコメントすると、子どもは自信を持つことができます。決して「もっと上手に描いてみよう」といった指摘はせず、子どもの表現を尊重、また困っている場合にはアドバイスを具体的にし、不安の無いよう完成に持っていきます。
子どもの作品への肯定的なフィードバック
描いた作品を肯定的なフィードバックをすることが大切です。みんなで作品を並べ一つ一つに皆で良い所や感じる事を伝え合います(鑑賞会)。「面白いアイデアだね」「この色の組み合わせが素敵だね」と、具体的な良い点を伝えます。また、作品を部屋に飾ったり、家族に見せたりすることで、子ども自身の創作意欲を高めることができます。
このように、K-ART SCHOOLでは適切な環境を整え、子どもの完成作品を認め合う、その連続で絵を描く楽しさを感じてもらうことができます。
絵が苦手な子どもへの具体的なサポート方法
絵を描くことに苦手意識を持っている子どもは、「思い通りに描けない」「うまくできない」といった不安から、絵画活動を避けがちです。しかし、適切なサポートをすることで、楽しさを感じてもらうことができます。ここでは、絵が苦手な子どもを支えるための具体的な方法を紹介します。
作品作りを順序立てて進める
いきなり自由に描くことを求めると、苦手意識が強い子どもには負担が大きくなります。K-ART SCHOOLではしっかりとしたプログラムによりスムーズに作品に取り掛かる事ができます。
テーマが決まっている
K-ART SCHOOLでは「何を描いたらいいかわからない」という子どもにも安心してもらえるよう、毎月1テーマの作品プログラムがあります。最初にそのテーマについて考える導入時間を作り、何を目的とした作品なのか、また模写であればその画家についての生い立ちや思想、作品から何を感じるかなども話し合います。そうすることで作品作りへの意欲も増していきます。
部分的に褒めて自信を育てる
子どもが描いた絵に対して、「上手だね」と漠然と褒めるのではなく、「この色使いが素敵だね」「ここに工夫があって面白いね」と具体的なポイントを伝えることが大切です。自分の表現が認められることで、「また描きたい!」という気持ちが育ちます。また「ここはどうやって色を作ったの?」「これはどういう思いで表現したの?」など質問をします。質問される事で自分に興味を持たれているという安心や自信がつきます。
共同制作で楽しさを共有する
みんなで役割を持って共同作品を作ることもあります。他者を認め、自分も認められる楽しさを知ります。みんなの力が一つになって完成する迫力も良い思い出となるでしょう。
こうした工夫を取り入れることで、「絵を描くのが苦手」と感じていた子どもも、徐々に楽しさを見つけることができます。作品を完成できたという実感を味わうことが何よりも大切です。
親子で楽しむ美術鑑賞のすすめ
絵を描くことだけでなく、美術鑑賞も子どもの感性や創造力を育む大切な体験です。親子で一緒にアートに触れることで、絵に対する興味が深まり、表現の幅も広がります。ここでは、美術鑑賞を楽しむための具体的な方法を紹介します。
子ども向けの美術書や画集を読む
まずは、子ども向けにわかりやすく書かれた美術書や画集を一緒に読むことから始めてみましょう。子どもが親しみやすいイラストレーションや簡単な解説がついた本なら、自然と興味を持ちやすくなります。また、「この絵はどんなお話が隠れていると思う?」と問いかけることで、想像力を膨らませることができます。
美術館や展覧会への訪問
実際に美術館や展覧会を訪れることで、子どもにとって絵がより身近なものになります。美術館は敷居が高いと感じるかもしれませんが、子ども向けのイベントや展示が開催されることも多いため、そうした機会を活用すると楽しみやすくなります。作品を見ながら、「この色はどんな気持ちを表していると思う?」と話し合うのもおすすめです。
作品についての感想を共有する
美術鑑賞の際には、子どもと一緒に作品の感想を話し合うことが大切です。「この絵のどこが好き?」「どんな音が聞こえてきそう?」といった質問を投げかけると、子どもなりの視点で作品を楽しめるようになります。親が「この部分の色使いが面白いね」とコメントすると、子どもも自由に意見を言いやすくなります。
アートイベントやワークショップへの参加
各地で開催されているアートイベントやワークショップに参加するのも、美術鑑賞をより身近に感じる良い方法です。実際に絵を描いたり、アーティストの話を聞いたりすることで、子どもはアートの楽しさを実感しやすくなります。また、同じ興味を持つ子どもたちと交流することで、新しい刺激を受けることができます。
このように、美術鑑賞を親子で楽しむことで、子どもは「絵を観ることも楽しい」と感じるようになります。アートに触れる機会を増やし、自由な発想で絵と向き合えるようにしていきましょう。
アート活動が子どもに与える影響
アート活動は、単なる趣味や遊びにとどまらず、子どもの成長にさまざまな良い影響を与えます。創造性や問題解決能力の向上だけでなく、情緒の安定や自己表現の幅を広げる効果も期待できます。ここでは、アート活動が子どもに与える具体的な影響について紹介します。
創造性や想像力の向上
絵を描いたり、色を組み合わせたりすることで、自分なりのアイデアを考える機会が生まれます。絵画制作や工作の中で「この色を使うとどうなるかな?」「この形を足してみよう」などの試行錯誤を繰り返すことで、創造性と技術が磨かれていきます。
自己表現力の育成
言葉だけでは表現しきれない気持ちや考えを、絵に込めることができるのもアート活動の魅力です。子どもは、自分の世界観を色や形で表現しながら、自己表現の幅を広げていきます。また、作品を見た人から感想をもらうことで「自分の考えが伝わった!」と実感でき、表現することの楽しさを感じられるようになります。
問題解決能力の強化
「この色とこの色を混ぜたらどうなるだろう?」「どうすればもっと面白い絵になるかな?」といった試行錯誤のプロセスは、問題解決能力を高めるのに役立ちます。失敗をしても、そこから新しいアイデアを生み出す経験を積むことで、柔軟な思考力が身につきます。この力は、学習や日常生活の中でも活かされる重要なスキルです。
情緒の安定とストレス解消
絵を描くことは、リラックスやストレス発散にもつながります。特に、好きな色を自由に使って描いたり、夢中になって制作したりすることで、気持ちが落ち着くことがあります。また、自分の気持ちを絵に表すことで、感情を整理しやすくなり、心の安定にもつながります。
このように、アート活動は子どもにとって多くの良い影響をもたらします。ただ絵を描くだけでなく、自己表現や思考力の向上、情緒の安定といった成長の要素が含まれているため、積極的に取り入れていきたい活動の一つです。
アート活動が子どもに与える影響
アート活動は、単に絵を描くことにとどまらず、子どもの成長にさまざまな良い影響を与えます。創造力や自己表現力の向上だけでなく、問題解決能力や情緒の安定にもつながるのが特徴です。ここでは、アート活動がもたらす具体的な効果について解説します。
創造性や想像力の向上
絵を描くことで、子どもは自由にアイデアを形にする力を養います。何もない紙の上に世界を作り出す過程で、創造性や想像力が育まれます。また、「この色を使ったらどんな雰囲気になるかな?」と考えながら描くことで、発想力が豊かになるのも特徴です。
自己表現力の育成
言葉で伝えにくい感情や考えを、絵で表現できるのもアート活動の魅力です。特に、内向的な性格の子どもや、自分の気持ちを言葉で説明するのが苦手な子にとって、絵は大切なコミュニケーションツールになります。自分の思いを形にする経験を積むことで、表現することへの自信が生まれます。
問題解決能力の強化
アート活動では、「どうすればイメージ通りの絵が描けるか」「どの色を組み合わせたらきれいに見えるか」など、試行錯誤を繰り返します。こうした経験を通じて、子どもは課題を解決する力を養います。また、「思ったように描けなかったけど、別の方法を試してみよう」といった柔軟な思考も身につきます。
情緒の安定とストレス解消
絵を描くことは、気持ちを落ち着けたり、ストレスを発散したりする効果もあります。自由に色を使い、筆を動かすことで、心の中にあるモヤモヤを表現し、リラックスすることができます。特に、日常生活の中で緊張しやすい子どもにとって、アート活動は精神的な安定をもたらす重要な手段となります。
アート活動は、子どもの成長にさまざまな良い影響を与えます。楽しみながら絵を描くことで、創造力や表現力を高め、心の豊かさも育んでいくことができるでしょう。
子どもの年齢の枠を超える
子どもが絵を描く際には、年齢や成長段階に応じたサポートが大切と思われていますがK-ART SCHOOLではあえて年齢を分けずに一緒にレッスンを受けています。発達に合わせたアドバイスを個々にすることにより、より安心して作品作りに取り組めるようになります。そして年齢関係なくそれぞれに良い所を見出し認めある事ができるようになります。
年齢別の描画特性の理解
子どもの絵の描き方は、成長とともに変化していきます。例えば、2~3歳頃はぐるぐると線を描く「なぐり描き」の時期です。この時期は、手を動かすこと自体を楽しむ段階なので、自由に描かせることが大切です。4~5歳になると、丸や四角を組み合わせて人や動物を描き始め、6歳頃には具体的な形が分かるようになります。それぞれの発達段階に応じたアドバイスをしながら、K-ART SCHOOLのプログラムを実施していきます。
画材や素材の選択
一般的には、成長に合わせた画材を選ぶことで、子どもがよりスムーズに表現できるようになり、幼児期にはクレヨンや太めの色鉛筆など、握りやすく自由に描けるものが適していると思われています。小学生になったら水彩絵の具やパステル、中学生になったらアクリル絵の具を使用しますが、K-ART SCHOOLでは5歳からアクリル絵の具やパステルなど様々な画材を使用していきます。難しいとされる画材を緊張感を持って使用する事により、より集中力を深めます。
子どもの発達に応じた指導法
子どもの年齢や性格に合わせた指導を行うことで、絵を描く楽しさをより実感できます。幼児期には具体的な指導を、小学生にはさらに深く追求できる誘導を。「こうするともっと面白くなるね」と前向きなフィードバックを。また、「正しく描くこと」大事ですが「自分らしく描くこと」も大切にすることで、自己表現も楽しめるようになります。
ステップアップの促進
K-ART SCHOOLでは子ども楽しみながら成長できるようなプログラムを作っています。例えば、徐々に色の塗り方や構図の工夫に挑戦させると、自信を持って取り組めるようになります。また、「お手本を見ながら描く」「新聞紙を丸めて立体作品を作る」など、さまざまなプログラムを経験させることで、色々な作品経験を積んで行きます。
このように、色々な作品体験により、表現力の幅を広げていくことができます。
K-ART SCHOOLの取り組み
K-ART SCHOOLでは、子どもたちが絵を楽しみながら自己肯定感を高められるよう、独自のプログラムを提供しています。技術の向上を目的とするのではなく、自分の発想も大切にし、表現を肯定できる環境を整えています。ここでは、当スクールの具体的な取り組みについて紹介します。
自己肯定感を高める指導法
K-ART SCHOOLでは、子どもたち一人ひとりの「良いところ」を見つけ、積極的に褒める指導を行っています。「この色の組み合わせが素敵だね」「発想がとても面白いね」といった具体的な言葉がけをすることで、子どもは自分の表現に自信を持てるようになります。また、作品を完成させた達成感を大切にし、自己重要感や自己有能感を育むことを重視しています。
自由こそ不自由
自由こその不自由。自由に描くことが難しい子どもがほとんどです。一定の枠を設けることで「安心して考える楽しさ」を引き出します。例えば、テーマや色の制限を設けることで、子どもたちはその中で工夫しながら創造力を発揮します。自由な発想をしながらも、達成感を得られるような仕組みを作ることで、無理なく創造力を育てています。
学力向上へのアートの活用
アート活動は、創造性だけでなく集中力や記憶力の向上にも役立つことが知られています。当スクールでは、子どもたちが「試行錯誤する力」や「自分の考えを整理する力」を養えるような課題も取り入れています。これにより、アートを通じて得られた思考力や集中力を、他の学習分野にも活かせるよう支援しています。
心の成長をサポートする環境
絵を描くことは、子どもたちの心の成長にも大きく貢献します。K-ART SCHOOLでは、作品を通じて自分の感情を表現しやすくすることで、心の整理や精神的な安定を促しています。また、教室の仲間や講師との関わりを通じて、他者の表現を認めることの大切さも学びます。これにより、共感力や協調性が育まれ、人との関わりの中で成長できる場を提供しています。
K-ART SCHOOLは、絵を描くことの楽しさを通じて、子どもたちの自己肯定感を高め、心の成長を支えることを目指しています。
子どもが絵を楽しむためには、環境を整え、教師が温かく見守り、敵確な指導をすることが大切です。特に、絵が苦手な子どもには、模写やテーマを決めた描画を取り入れることで、少しずつ自信を持たせることができます。また、美術鑑賞を通じてアートに触れる機会を増やすことで、表現することへの興味を引き出せるでしょう。
アート活動は、創造力や自己表現力を高めるだけでなく、問題解決能力や情緒の安定にもつながります。成長段階に合わせた描画支援を行うことで、子どもたちはのびのびと絵を描く楽しさを感じられるようになります。
K-ART SCHOOLでは、子どもたちの自己肯定感を高めることを大切にし、完成度の高い作品を作り出すプログラムを提供しています。自分の表現に自信を持つことを重視しながら、一人ひとりの個性を尊重する指導を行っています。